マッドマックス2

1980年代洋画
04 /30 2014

「1」がギネス級のヒット作(低予算で高収益)、「2」は大幅に予算アップ、出来栄えも“「2」は「1」を凌ぐこともある”好例に

・これが無かったら原哲夫先生はどんな漫画を描いていただろう
という位「北斗の拳」に影響を与えた作品です。
マッドマックス、「3」まで製作されておりますが「3」も1985年、29年前の映画になります。
これだけ古くなるとどちらが起源か分からなくなりそうです。

・SF西部劇?
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映画は昔のニュース映像を使用して大戦争の勃発、原油の枯渇、そして文明の崩壊へ、という語りからです。
このナレーション、というより映画自体が年老いたフェラル・キッドの回想という設定のようです。
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成長したとはいえこれが賢者のような語りが出来るとは思えない・・・劇中でも見た目通りのほぼ動物ですし
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この悪役がいい味を出しております、面白い・強烈なインパクトを残す映画、印象に残るキャラクター・・・
滅多にないのでメル・ギブソンと同様アメリカ映画界が放っておかないのでは?と思っていたら
シュワの「コマンドー」の悪役はこの人だったようで。

モヒカン姿&ケツ出しのこの映画が強烈過ぎて言われないと気付かない・・・

北斗の拳のメイン下敷きはこのマッドマックス2、ではこのマッドマックス2に下敷きというのは?
悪役のぶっ飛んだ衣装は分かりませんが筋は西部劇?という気もします。
乾いた荒野、警察には頼れない世界、馬は車に置き換え、という感じで。
SF西部劇とも言えるのでは?
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この映画では詳しい年代は語っておりませんので再び北斗の拳から引用で、199X年世界は核の炎に包まれた
現実は2014年と2010年代も半ばを迎えました、原油の方は?シェールガスで燃料もタップリ、これで安心してクルマ作りが出来るので安心、平和にモノ作りが続けられる・・・のは良い(?)のですがこの調子だといつまで経っても「ドラえもん」みたいにはならない気も、あれはあまりに楽観的なのでガンダムは?(人が増え過ぎて宇宙コロニーを作ったという設定、シビアです)モビルスーツは置いておいてこれも難しそう、映画だと「2001年宇宙の旅」というのもありましたがあれも程遠い状態ですし。
シェールガスは手放しで掘り進められるシロモノでは無いとなってエネルギー危機⇒戦争でマッドマックス2みたいな世界へ・・・

ドラえもん、ガンダム、マッドマックス2・・・SF世界の実現度というとマッドマックス2が最有力候補の気も。
「ムチャクチャとは思うがそこはかとなく漂う現実感」(そう感じるのは私だけ?)これも大ヒットし北斗の拳などのフォロワーを生んだ一因か?
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「戦いすんで日が暮れて・・・」一時代を築きメル・ギブソンをスターダムに押し上げただけあってラストシーンが良いです。
話をしっかり〆る、ラストシーンが良い・・・当たり前のように思ってしまいますがこれが相当難しいから名作・傑作映画は少ないのでは?
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北斗の拳 究極版11巻

北斗の拳
04 /28 2014

・新エピソードにつられて
買ってしまいました、その新エピソードは天帝編(アニメ風の言い方ですが)が始まる直前という設定です。
新エピソードのページ数は87ページとかなりボリュームがあります。究極版を全巻購入すると複製原画プレゼントに応募という特典もあるようですがカラーページ収録なら完全版もあるしサイズも完全版の方が大きいし・・・私みたいに11巻だけ購入という人が多いのでは。
新エピソードはユリアも死に虚ろ?な日々を送っているケンシロウ、しかし司刑隊の侵攻は容赦なくケンシロウを巻き込んでいくという流れで、黒王が片目になった詳しい経緯が描かれております。
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漫画ではありますがケンシロウ、彫刻の腕前も超人級です。「抜け殻」と村人は言っておりますが充実しているようにも見えてしまう・・・。
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五車星・雲のジュウザの息子、ショウザというキャラがケンシロウの相棒的な役どころで登場
いつ子供を?相手は誰だろう、本編ではラオウの子というのもいたが同じ疑問が・・・というのは置いておいて
北斗の拳、超有名作品ですが序盤から最後まで登場というキャラはリンとバット、
あとはユリアの後のヒロインでユダ編までのメインキャラ、天帝編でチラリ、最後のエピソード・ボルゲ編にしっかり登場のマミヤくらいか?
漢⇒拳士たちは登場から死亡までコミックス1~2巻程度でどんどん入れ替わってしまいます。
拳士の息子、登場期間の長さだとラオウの次はレイ、トキ、・・・レイはマミヤの村に来る前・・・とすると無理が無い気もしますがユダ編があるのでボツ。トキは?聖人君子というキャラだし核戦争でこっ酷い被爆をしたという設定、そもそもユリアを想っていた・・・やっぱりボツ。
消去法・・・ではなくジュウザ、登場期間は短いのですが原哲夫先生の代表作「花の慶次」につながるキャラなので別格なのかもしれません。

北斗の拳と並ぶ原哲夫先生の代表作「花の慶次-雲のかなたに-」の原作本
本は今手元にないのでうろ覚えですが主人公の前田慶次郎、嫁も子もいてまず家族と縁を切るところから始まったと覚えております。
この件は漫画「花の慶次-雲のかなたに-」にはありません、少年漫画誌に載せるのにこのエピソードはちとまずいでしょう。
ジュウザの子という話、この小説の件に影響をうけているのかも?
時代小説原作ということもあるのか話的には「北斗の拳」より「花の慶次」の方がまとまっているのですが
当方は「北斗の拳」の方が好きです
少年漫画ならではのムチャクチャさも魅力なのかも
とはいえやっぱり終盤は酷過ぎるとは思います。
北斗の拳、私は追加の新エピソードよりリメイク。批判の多い天帝編から、と言わずにカサンドラの後、ラオウ登場の前辺りから話が変わる、というのを見てみたいです。
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原漫画の魅力をどこに感じるか?、当方は漢より美女だったのですが
その美女キャラ(リン)の体型、宇宙人?と思うのは私だけ?(コミックスではカラーです)・・・これは悲しかった
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上の絵は話的にも面白かった(キャラが良いのか?)牙一族の辺り、アクションシーンも大事なのでしょうが
この女性キャラのラインを出すのが凡庸な絵師では無理なのかも。

版を重ねる、新作は無理でもちょっとした修正やイタズラを本編に・・・ここは泣く所だからダメだ、というのもあるから難しいでしょう。
残酷なホンネ
残酷なホンネ2

ウエスタン

1960年代洋画
04 /26 2014
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・この映画チャールズ・ブロンソンが良すぎます
このアップの画像は終盤の山場からです、ブロンソン“「普通のオッサン」じゃないか”
という人に限ってこの映画を観たら“ブロンソンはキムタクの百万倍かっこいい”と言い出すかも・・・

・質≒話とオチを求めるのであれば
やはり名作映画ということに
名作映画というと古いものになりがちな気もしますが
名作⇒究極の口コミなのでは?と当方思います。
口コミなので外れが少ない。
また年月が作品を選別してくれる、というのもありそうです。
美術品のように・・・


映画の一発目はウエスタンをチョイスしました
1968年の映画ですが当方が見たのはつい最近です。
GEOの80円レンタルで、
観終わった感想は「これを80円で観たらバチが当たるのでは・・・」とも
80円でこれなら劇場で1800円払って駄作を見せられた日には暴れても許される!
訳は無いので劇場からは足が遠のくことに、映画、劇場でも新作がどんどん封切りされておりますが誰が見ているのだろう・・・
しかし小説・漫画・映画・ドラマ・ゲーム・・・これだけメディアが多く過去の作品の蓄積も多いと「見る」だけといっても大変な気もします。「名作映画を80円で鑑賞」というのは「探す手間」の報酬とすれば妥当なのかも?

・日本人がやると湿っぽくなりそう。
話は鉄道開発にまつわる諍いを軸に進行します
鉄道開発のためにあの土地を手に入れたい、となると
黄昏時・末期とはいえアメリカ西部開拓時代、「諍い」という表現は大人しすぎるかも
死人に口なし権利なしと言わんばかりに銃で決着という流れに。
今では土地の取引で銃にモノを言わせることは無いでしょうが
(景気が良ければ土地取引も荒っぽい話が増えるのでしょう、バブル期みたいに)
~開発で土地の価値向上というのは現代、現世でもそのままなのでは。
話の動機がわかりやすいのも良い点だと思います。

ハーモニカ=ブロンソンとフランク=ヘンリー・フォンダの因縁と対決。
この件を軸に日本で時代劇にして翻案できそうな気もしますが
何か日本でやると見終わった後の余韻が暗くなりそうな気が。
なぜ湿っぽさが無いのだろう?西部の雄大で乾いた景色?武器が銃だから殺しのシーンがしつこくならない、とか?
西部の雄大で乾いた景色、アメリカ資本も入っているとはいえマカロニ・ウェスタンということでスペインで撮影したシーンも多いようですが。
どちらにせよ冒頭の農場一家皆殺しなど描き方によっては悲惨になりすぎそうです。
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漫画北斗の拳、序盤のこのシーン、元ネタはこの映画からではないでしょうか。
ウエスタンの何処に出てくるかは実際見てみるべきでしょう。
西部劇の王道とも言える復讐モノですが観終った後の余韻が良いのは
主人公と敵役との因縁にまつわる描写が丁度良い所でバランスしているのも一因か
「ウエスタン」を下敷きに因縁の描写をしっかり・・・長くて暗い映画になりそう。
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ブロンソン、還暦過ぎのヘンリー・フォンダなど渋い中高年ばかりでなく美女も登場します
クラウディア・カルディナーレ、撮影時は29歳か?最初にクレジットされるのは伊達でなく
ラストシーンを見たらこの映画の主役はこの人では?とも思いました。
美貌のみでなくアラサーという年齢から少し擦れていそうなところが良く役どころにピッタリです。
名映画監督は役者の旬を見抜く力が抜群なのかも。

この映画、アメリカと欧州、大西洋を行き来して撮影されたようで
そのせいかシーンの繋がりが不自然な所も、(カルディナーレ演じるジルがフランクに遭遇した後から土地の競売あたりまで)私が気になったアラというとその位でしょうか
凡庸な作家だとこういうアラ潰しに躍起になって一番肝心な勢いを殺すというオチになりそうです。

あとアラではなくこの映画の味と思うのですが一つ一つのカットが妙に長いです。
途中は冗長で間延びしている、という印象を抱く人もいるのではないでしょうか。
「冗長に感じる中盤」最後まで見ると終盤を盛り上げる重要な要素かも?と当方は思いましたが


同じくセルジオ・レオーネ監督でマカロニウェスタンブームの火付け役、クリント・イーストウッドの出世作「荒野の用心棒」
中盤は退屈したのですが終盤しっかり盛り上げてくれます、終盤がカッコ良すぎるので黒澤明の「用心棒」より当方は「荒野の用心棒」の方が好きです。冗長に感じる事もあるが終盤とラストの余韻が良いのでやっぱり傑作という評価に・・・これがセルジオ・レオーネ監督作品の持ち味なのかも?

レンアイサンプル(成年コミック)ホムンクルス(漫画家)

おっぱい漫画
04 /24 2014
・絵の上手いエロ漫画、そういうシンプルなモノこそ貴重?

年初に買った漫画本です。To LOVEる―とらぶる―と違って成年コミック、ますますマニアックに、しかし当方ホムンクルス氏の寡作ぶりと美麗な絵が気に入っております。

ホムンクルスという漫画家を知ったのはPS2ゲーム、エビコレ+アマガミに付いていた漫画がきっかけです。
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付録漫画、高山箕犀(ゲームグラフィック担当)さんが描いてないなら矢吹健太郎、村田雄介・・・さらに無理か…という感じであまり期待せずに目を通すと「あれ、この桜井(ヒロイン)の漫画やけに上手いな」その桜井の漫画を描いていたのがホムンクルスさんでした。

ホムンクルスさん、普段は成人漫画を描いているようでワニマガジンの快楽天に作品を不定期掲載しております。
私はホムンクルスさんの作品が載っているとついつい快楽天を買ってしまいます、
内容はともかく月刊誌でしかも毎月ではないのでサイフには優しいのではないでしょうか。

ホムンクルスさん、絵がジャンプあたりでもトップクラスに入るのでは?という位上手で画面も美麗です。
しかしこれだけ上手だと成人漫画よりアマガミのコミカライズとかちょいエロラブコメとかの方を見てみたいな、というのもあります。

実際アマガミのコミカライズは手掛けているようです。
アンソロジーコミック「アマガミVarious Artists」の3、4巻に作品が掲載されております。
右端の画像は3巻の七咲で、七咲、桜井だけではなく私がお気に入りの森島&棚町も描いて欲しいのですが・・・
寡作なのが良いと言っておきながら勝手なものです。
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レンアイサンプルに話を戻します、人の考えることは似てくるのかアマゾンのレビューを読んでいると“絵が綺麗すぎ”“一般誌で描いた方が良い”という意見も。
確かに、この絵ならよほど話が酷くない限り一般誌でもファンが付きそうな気がしますが・・・
あとは前作「はじらいブレイク」から約2年半、“刊行ペースが遅い”という意見も
刊行ペースが遅い・・・遅筆とかあるいは何かの事情でアシスタントを使わない・使えないのか?
そうすると一般誌では厳しそうですが
週刊誌のペースに慣れると異様に間が開いているように思えますがこのクオリティでアシスタントを使ってないとすると
この刊行ペースでも作者は結構大変な気もします、合間にアマガミの短編もやられておりますし。
ジャンプの黄金期と違っていろんなメディアがありますので一般作品でもこのペースで構わない気もしますが。
読者の大多数はまだまだ「質より量」なのでしょうか?

To LOVEる―とらぶる― ダークネス

おっぱい漫画
04 /22 2014
・三つ子の魂百まで?
実は当方今単行本を買い続けている漫画というと
「To LOVEる―とらぶる― ダークネス」だけです。
漫画雑誌も毎号買う、というモノはありません。
漫画、話とオチに期待できないなら、とエロ&おバカ漫画に走ってしまった?

当方新作漫画にはエロかお笑いくらいしか求めなくなっている・・・
しかし「ダークネス」は画集も当たったようで、なんだかんだと言われても絵の上手いエッチな漫画の需要は根強い?
雑誌は買わないと言いながらジャンプSQ19、14年3月号は籾岡がメインということで単行本を待ちきれず買ってしまいました。
「あの雑誌の先月号見たいんだけど」みたいな場合ネットは便利です。


週刊少年ジャンプに掲載されていた「To LOVEる―とらぶる―」全18巻、9巻のカバー作者コメントが最高です。

北斗の拳を「マミヤさんまたオッパイ出さないかな」と期待しながら読んでいたガキだったのでこういう漫画が「ド」ストライクなのでしょう。
こういう漫画は初めてでは無いのに何で今更・・・やっぱり絵柄か?
絵がある程度以上な作家ならエロを描けば何でもOKになる?しかし・・・

秋本治、原哲夫・・・続けている内に巨乳を通り越して奇乳とか体型が不自然に、
北条司、桂正和・・・上品でキレイなのですがせっかくの漫画だからもうちょっとボリュームが欲しい
おっぱい漫画も結構難しいのではないでしょうか。

「ダークネス」の不満点、ヤミ、メア、美柑といったロリ系キャラの出番が多い・・・里紗~沙姫~唯orララくらいがいいんだけど・・・(おっぱい)体型がみな似通っていると画面の変化も無くなるでしょうからこれはこれで良いという気も。
貧乳キャラ、秋本先生や原先生のようにどんどんおっぱいが大きくなる「おっぱいインフレ」防止という書き手の都合もあったりして・・・。
(これだけおっぱい、しかも貧乳が多いと児童ポルノ法改正の暁には発禁になるのでは・・・?)

この漫画“ホントに脚本担当が居るの?”という声も多いですが
「ダークネス」でも無印時代の回想が度々登場、話はしっかり続いております。
「ホントに脚本担当が居るの?」当方の感想、話や設定に破綻や矛盾をきたさず続けているという点では
「北斗の拳」「キン肉マン」あたりよりしっかりしている気がします。
お気楽エロ漫画の脚本でも要求される水準が上がっているのかも?

ダークネスになってからますますエロ漫画に・・・といっても商業誌ですし
話の展開上主人公リトがホントにヒロインの誰かとやってしまうという描写も無いのですが
成人向けまでは行かないギリギリ感が受けている一因?
どうせならメインのキャラも「To LOVEる―とらぶる―」と変えずに行ってほしかったのですが
プロとはいえ他人が描くモノなのでもどかしさや物足りなさを感じながら読むのも漫画の面白さ?

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私のお気に入りは古手川唯と籾岡里紗、注目のきっかけがJC16巻「すきま風」だったので刷り込み現象かも
「ダークネス」のお話だと出番の増えようがありませんが
あの展開はちょっと・・・このキャラをもっと使ってほしいんだけど・・・といった不満があるから二次創作の需要があるのだろうか?
しかし他人の絵を似せて描くのも難しい!!絵があまり違っていると面白くないんだよな・・・

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左はダークネス1巻の古手川、1巻当時は絵がアニメチック?になり過ぎなのと話はナナ、ヤミ、メアといった貧乳キャラが中心、「もう足を洗うか?」
となりましたがしばらくすると線の強弱が良くなったというのか絵の魅力が増したような気がしてカムバックしてしまいました。
女の子の絵は線が少ない分難しいというのもあるのか?右はジャンプSQ19、14年3月号(ダークネス11巻収録?)の籾岡
「具体的に何が変わったの?」と聞かれると困りますが右の籾岡、何かいい・・・



北斗の拳

北斗の拳
04 /17 2014
当方週刊少年ジャンプ黄金期に少年時代を過ごした世代
一番好きな漫画は、と問われるとやはりジャンプ漫画の中からで「北斗の拳」というチョイスに

当方完全版を5巻まで所有しております。(ジャンプコミックス(JC)だと9~10巻)これだけ込み入った絵だと大判コミックスの方が良いでしょう。一番好きな漫画と言いながら全巻所有していない?というのは中盤以降の失速が頂けないので。
・悪漢と美女のコントラストが最高
北斗の拳、何がお気に入りか、というと主人公ケンシロウとラオウなどの強敵(「とも」と読ませる)との対決!ではなく10話でシンを倒すというテンポの良い展開、続くゴッドランド~ジャッカル編もパワーと勢いに満ち溢れて面白い。
そして原哲夫先生の描く女性キャラ、特にマミヤに惹かれるというのが理由です。

マミヤの登場から女性キャラの絵に艶が増した感が。
このマミヤが悪漢に捕まってしまい窮地に、そこにケンシロウとレイが現れ事なきを得る、というのがお決まりでした。
濃い劇画タッチとはいえ少年誌ですから「事」がある訳ないのですが
「なぜこの悪漢たちはマミヤにヤラシイことをせずに殺そうとするのだろう」
と子供の頃から思っていました。ガキの頃から変な見方をする奴だな、と自分でも思います。
原先生、今でも作品を発表されておりますが絵柄が変わりすぎてしまい魅力を感じなくなってしまいました。
特に女の人の体形が不自然になってしまった気がします、残念。

子供の頃は何気に読んでいましたがこの絵で週刊連載というのは相当過酷だったようで週2日は徹夜、と
いうスケジュールだったようです。原先生、若い頃の無理が祟っているのかかなり視力を悪くされているとも
聞きます。しかし素人目には今の絵の方が時間がかかりそうな気もしますが。

よくラオウを倒す(JC16巻)までは良かった、という意見を目にしますが私はラオウとケンシロウが引き分けて
マミヤが実は、(JC9巻)となる辺りで話に無理があるように感じて白けてしまい、サウザーとの決着(JC11巻)で読むのも止めました。
マミヤも退場、替わる女性キャラも出ない、というのが気に入らなかったのかも。
大人になってから一通り読みましたが話が進むほどに「それは無しでしょう」というのが増えていきます、
短期連載の予定だった?モノを続けたので話がガタガタになってくるのは避けられなかったのかもしれません。

もしも、という話なのですが北斗の拳が外れたら原先生は当時草創期だった青年誌で描いていたかも
最初の連載がパッとしなかった、という事で原先生は相当な危機感を抱いていたようですが
これほどの画力があればヒット作は遠からず出た気もします。
青年誌で良くあるバイオレンス&エロで原先生のエロの多い漫画、
北斗の拳を早めに終わらせてそういう漫画を何本か描いて欲しかった気もします。
しかし今の絵でそういう作品を書かれても嬉しくなさそうだし。
読みたい、買いたいモノに限ってモノは無い・作れない・・・。
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当時の原哲夫先生、アクションシーン以外でも「美女に悪の手が迫る」みたいなシーンを描かせたら右に出る人はいないと思う。
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ラオウと引き分け(JC9巻)のあとはイマイチといいながらユダ編はエロい妄想が出来るので好きだったりします。
あの絵柄と世界で美女を拉致というと・・・

めぞん一刻

一般
04 /14 2014
・漫画「最後まで」という条件で良かったモノ・・・
漫画というと掴みは良くても中盤から勢いが無くなったり話がムチャクチャになり過ぎたりというモノが多い気がします。
人が作業して作るモノですから期限内に話を作ってしっかり作画・・・仕事とはいえ無理なのかも。
当方キン肉マン~スラムダンクのジャンプ黄金期に少年時代を過ごしたのと無気力なのび太くんタイプでマンガをダラダラ読んでいたのもあり「知っている」という作品は少なくないのですが「最後まで」という条件で自信を持って勧められる漫画・・・
なかなか出てきません。

・やはり「名作」は強い?
当方月二回地域の古紙回収を手伝っております。
古紙は当然新聞・雑誌・段ボールがメインですが時々単行本や文庫本も。
単行本や文庫本といっても程度が悪いモノがほとんどで売り物にはならないのですが。
ある日古めの漫画単行本が多く出ていた事がありましてその中に「めぞん一刻」が。

私が読んだのは左端の古いビッグコミック版、いわゆる特殊浴場を“トルコ”と呼ぶのに時代を感じます。

“何冊か抜けているけど1~3巻と序盤は揃っているな、オチは知っているけどこの機会に序盤だけ読んでみるか・・・”
という感じで目を通してみることに
一巻で三鷹さん、二巻でこずえちゃんが登場。

“あれ、オチは知っているけどこの二人はどうなるんだっけ?気になるな・・・”
結局ブックオフで足りない巻を揃えて全編読んでしまいました。
丁度足りない巻が棚に並んでいたので気持ち良かったです、ブックオフなど古本屋探し
おカネのかからないギャンブルともいえる?

三鷹さんとこずえちゃんはどうなる?というのが読んでいる一番の動機
答が出るのは13~15巻にかけてですので自動的に最後までしっかり読むことに。
高橋留美子先生、稀代の作家だけあって読者の心理を読み切っていたのかも。

・何が秀でている、と言われると難しいのですが。
めぞん一刻、当方原哲夫先生や北条司先生などジャンプ劇画系の人の絵が好きで高橋留美子先生は絵がちょっと・・・
と思っていたのも今まで読まなかった一因か?
しかし読んでみると漫画の中で「最初から最後まで」という条件ならこれ以上の作品の名が出てこないという評価に。
絵が特別上手いという印象は受けないのですが画面が白いという印象も受けません、背景と人物のバランスが良いのか?
野球の投手に例えると球速はそこそこだけど配球・制球が抜群というイメージでしょうか。
絵がすごく上手い・凝っている、よりはキャラ立てとストーリー運びが優れている方が良いのかも。
キャラ立てとストーリー運び・・・わかっちゃいるがそれが出来ないから皆困っているのでしょう。

この漫画、五代のばあちゃんがすごくいい味を出しております。
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この場面に限らず全編通してドタバタや笑いの合間に深いセリフ、そして「ああ、そういえば・・・」というような現実感があるのが魅力です。

漫画は変わってこち亀
28巻(1982~1983年頃)から
こち亀28巻
当時は高橋留美子に続け、と恋愛漫画が増殖したのかも?
集英社のジャンプより小学館のサンデーの方が人気だったという話も。

あとは押井守 「コミュニケーションは、要らない」p.131にめぞん一刻についてこんな記述があったとのこと
ネットからの拾い物なので実際に本は読んでおりませんが・・・
~宮(宮崎駿)さんの言葉を借りるなら「あの五代ってお兄ちゃんが響子さんを押し倒せばそれで終わる」。
「結婚してくれ」と言えば物語は終わってしまうということだ。~
加えてこの文章の前後にややこしい話をしておられるようですが
本音はシンプルで「作品に活劇要素を入れている俺達の方が上だ」という感じのやっかみなのでは・・・
凡人(当方)の粗探し、五代君と三鷹さんの見分けが付かないことがあった、女流作家だけに理想の男性を描き分けられないのかも?くらいでしょうか。

めぞん一刻、現実離れした舞台や設定は用意せずキャラの魅力と駆け引きだけで見せる・・・
「キャラの魅力と駆け引き」基本だけに難しいのかもしれません、こういうのを普通の作家がやると大人しいだけの漫画になりそう。
「高橋留美子に続け」⇒大人しいだけの漫画がいっぱい・・・その後のジャンプ躍進の一因かも?

新必殺仕置人 解散無用

ドラマ
04 /12 2014
・当方11話「助人無用」から鑑賞
初見は一年程前にスカパー・ホームドラマチャンネルで
あらすじは知っていたのですがそんなのは関係なく泣いてしまいました
第40話「愛情無用」も泣いてしまいましたが
必殺シリーズ最高傑作、というよりTV時代劇でも最高傑作との呼び声があるのも納得の作品です。



最終話が収録されているVOL11のお値段が出来を物語っている気もします。

涙するほど感情移入出来た理由は・・・私は正八(火野正平)が効いている気がします。
視聴者と物語との橋渡し役になっている感を受けました。
私が涙したシーンは「愛情無用」はラスト、「解散無用」は辰蔵(佐藤慶)を殺そうと匕首を持ってアジトから飛び出そうとしたところを・・・と正八絡みのシーンです。
時間がないので目的の回だけ、となりがちな時代だと思いますが
連続ドラマなので目的の回が最終話であれば登場人物、設定の把握に加えて「このキャラいいな」と思う登場人物が出来る所まで見てから最終話、というのが理想かも。
いわば「キャラクターが命」ドラマもアニメ・漫画と同じなのかもしれません。
しかしあまりに話の辻褄が合わないものはやっぱり面白くないし白けてしまいます。
考えすぎてもダメだし勢いだけでもダメなので名作は少ないのでしょう。

・荒唐無稽と現実感のバランス
仕置人実行部隊の手口、主水は刀、鉄は右手での骨外し、巳代松は単発の竹製短筒と
主水以外は「そんなの出来るか」と突っ込んでしまう人も少なくないかも。
しかし最終回への伏線にもなっているのか新必殺仕置人での鉄は苦戦したり手傷を負うシーンが多いです。
素手で骨外し、という手口も考慮しているのかも。
巳代松の短筒、射程距離は2間(約3.6m)しかも単発撃ち切り・・・そんなの使うな!
でも3.6mといえば大きな男の背二人分、意外にある気も、飛び道具を使うメリットはあるのでは?とも思ってしまう。
音も火も出るのに・・・巳代松の殺しの現場を見たという女が現れて・・・というエピソードも(第15話「密告無用」)
そして「解散無用」の終盤、主水が一人で多数の敵を仕留める見事な立ち回り、刀以外であれをやるのは有り得ないでしょう。


「それは無い!」と突っ込みながら「でもひょっとしたら?」とか「こういうミスやりそうだな」
(「愛情無用」で正八が巳代松の名前を使った事で思わぬ事態へ、といった展開など)と思いながら見ていたらいつの間にか
夢中に・・・。

この作品に限らず映画・ドラマ・漫画・アニメ、傑作・面白い物は荒唐無稽と現実感のさじ加減が上手い物が多い気がします。

時代劇、設定としては400~150年ほど前の話、
だからなのかクッキリしたハイビジョンより古い作品の方が返って本物っぽく見える、というのは私だけ?
私は画質に関してはDVDで充分、VHSは寂しいな、という感じです。
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「解散無用」から、見張りに気付いた主水はおてい(中尾ミエ)を番所に引っ張るふりをして巳代松の
罪状は殺しではなく盗みになっている事を鉄たちに伝えます。
鉄の仲間であることを気付かれないよう気を配る主水。
主水が仕置人というのは鉄一味しか知らないという設定が最終回「解散無用」で効いております、
最終回に向けてなのかこの設定を強調するシーンもありました(第38話「迷信無用」)。
何人か人を使って現行犯逮捕しているのに罪状を作り変える・・・
「泣く子と地頭には勝てぬ」のは今もさほど変わっておりませんが現代ではそこまでの横暴は出来ない
・・・と信じたいのですが。

団哲夫

ひっそり生活しつつ
漫画等で小銭稼ぎをしよう
とデジ絵に取り組んでるオッサンです。
リアル「俺はまだ本気出してないだけ」?
それとも…
好きな映画は60~70年代名作洋画
好きな漫画は北斗の拳、シティーハンター、とらぶる
そして成年漫画家のホムンクルス先生
ゲームはファイアーエムブレム、アマガミ・・・
とカオスな取り合わせです。
記事の振れ幅が激しく付き合いづらいかと思いますが
ご感想などあればコメントも歓迎しております。