ルパン三世 さらば愛しきルパンよ

アニメ
06 /22 2014
「ルパン三世」小栗旬主演で実写映画になったようで
予告や画面写真をみた感想、香取慎吾の「こち亀」を思い出してしまいました。
衣装がアニメそのままの色使いだから?急いで作りました!という感じの真新しさ?何か安っぽく見えてしまう・・・
ともかくルパン三世、ここまで残っている理由・・・名作「カリオストロの城」など
宮崎駿監督の功績の一つでは?と個人的には思います。

スカパー、アニマックスでルパン三世TV第2シリーズを見ていましたが
傑作と名高い「死の翼アルバトロス」と最終回「さらば愛しきルパンよ」は未見。
そこで上記2作品が収録されているLUPIN THE THIRD second tv. Disc25、26をレンタル


・荒唐無稽というのは変わらないのですが
ルパン三世のアニメ、再放送を何回もやっているはずなのでもう何回も見ている・・・
という訳でもなく全く記憶にない話が多数、というよりほぼ全て。
第2シリーズの赤ジャケルパン、テレビで飛び石でなおかつ私が見ていたのは前半がメインなのかも。
ルパン三世のTVアニメ、正直今見ると荒唐無稽すぎて興ざめしてしまう話も少なくない・・・
スカパーを辞めたのも「もうレンタルDVDとかで目的の回だけ見れば良いかな」というのもありました。
「死の翼アルバトロス」絵の感じ、動きが宮崎アニメです。不二子強すぎ・・・ナウシカみたいです。
TVアニメだから毎回このクオリティというわけにはいかないのでしょう。
「さらば愛しきルパンよ」噂に違わぬ素晴らしい出来でした。これだけのラストが用意されているなら途中つまらない
話があっても見続けるのがユーザー、視聴者、ニートの義務かもしれません。
「死の翼アルバトロス」「さらば愛しきルパンよ」絵の出来が他の回と一線を画している、というのはわかるのですが
他の回と決定的に違う良い所、と言われるとなかなか言葉が出てきません。
荒唐無稽すぎて興ざめ・・・それを言ってしまうとこの2作品も同じになってしまうのですが
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最終回「さらば愛しきルパンよ」から「天空の城ラピュタ 」に出てきそうなロボットが
1981年の東京をパニックに陥れます。
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急遽帰国し警視総監と面会する銭形、言動からして正体は・・・
思っている通りの展開になるのですがこの回は面白い。
ここで下手に裏をかく、奇を狙うとつまらなくなりそうです。
「死の翼アルバトロス」「さらば愛しきルパンよ」の宮崎駿監督の2作品、
兵器産業を風刺・批判しつつも高い娯楽性は失わない、全盛期の天才作家の為せる技かも。
こういうオチが用意されているアニメが多ければ“クール・ジャパン”でもなんでも
積極的に海外進出するのは結構な事だと思います。

しかしこれ位の最終回が待っているアニメ・・・なかなか無いのでは?
だからルパン三世がここまで残っているのかもしれません。
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七人の侍

1950年代以前
06 /14 2014
・初見は去年、オンラインDVDレンタルで
新必殺仕置人の最終回を観たのを機にスカパーを解約、
しかし名作と名高いルパン三世第2シリーズの最終回、
名作ではないがヤッターマン平成版の最終回も気になる。
そこでオンラインDVDレンタルを利用することに
月8枚というのは結構あります、後何枚か借りれるが何を借りてみよう?
いつか見てみるか、と思って先延ばしにしていた
「七人の侍」を借りてみることに
歴史的名作、といっても白黒で約60年前の作品ということで敬遠していたのかも

・貧乏臭さが新鮮?
序盤の村民達が集会で嘆くシーン、画面から生活臭が伝わってくるようです。
白黒映画ですが全編に渡って出演者、セット共にいい意味で「汚れて」おり
「戦国時代末期の農村はホントにこんな感じだったのでは」
という気がしてきます。
公開も1954年ということでまだ日本も田んぼばかりだったかも。
クルマも三船敏郎さんくらいのスターがようやく入手といった感じだったのでは。
この画面を見ていると演技、というのも限度があってある程度は地が出ざるを得ないのでは?と思ってしまいました。
何気ない農村、街道、街のセット・・・作りが大きくゴミゴミした印象がありません。
今この映画をリメイクするとしたらニュージーランドあたりで撮影、という話になるかも。

映画は四十騎の野武士を撃退するために寒村の百姓たちが侍を雇う・・・
という筋で名家とか歴史の教科書に出てくる人物などとは無縁です。
時代背景は大河ドラマなどで多数描かれて来た戦国時代末期ですが。
超人武者が野武士たちをなぎ倒す、というのではなく
勘兵衛(志村喬)中心に侍たちが農民たちを組織、
陣形、作戦を整え野武士たちとの闘いに備える、という流れです。
大ピンチを奇想天外な作戦や超人的な剣術、体術で切り抜けるというのは
なく「こんなの出来るか」と突っ込めるシーンもほとんどありません。
かといって淡々と進むというわけでもなく中盤から終盤にかけて映画は
盛り上がっていきラスト、有名な雨中の戦闘シーンはしっかり見入ってしまいました。
馬が駆けていくシーンの躍動感はCGでも再現出来ない、というよりCGでは無理かも。
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雨のシーンがやけに印象に残ります
セットの使い込み感も見事、今カラーでやるとしたら場所の確保に加えて「薄汚いセットを安っぽくなく作る」というのも課題になりそうです。
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戦後日本映画最高のスター、三船敏郎、このとき30代前半のはず
二枚目だが粗野で人間臭い、なかなか居そうで居ない気が
だからこそ大スターなのでしょう。
スター・ウォーズのオビワン・ケノービー、この人に話があったのは有名な話です。
“もしも”三船氏がオビワン役を受けていたら日本人のイメージも変わっていたかも・・・
それともスター・ウォーズはカリスマムービーの地位を確立できなかったか?
(アジア人のイメージアップ防止で)

自転車泥棒

1950年代以前
06 /09 2014
・ここまでくると娯楽ではありませんが
黄金から1948年つながりでイタリア映画の自転車泥棒を

第二次世界大戦イタリアは1943年に降伏しましたが
戦闘は1945年の5月まで続いた模様です
映画は終戦から3年、当時のイタリアの様子を描いた作品です。

主人公リッチは市役所のポスター貼りの仕事にありつきますが
「自転車が要る」ということに
しかし2年間失業しているとのことで生活費を得るため自転車は質入れしております
映画の時代背景は撮影時と同一で二次大戦後、2年ぶりということは軍需工場にでもいたのだろうか?
やはり「働く」には戦争が有効!軍需工場にいたと勝手に決めつけております。
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自転車を質屋から出すためシーツを売ります
リラ札がやけに大きいです。時代は違いますが街で仕事が無いなら「黄金」みたいに山で金採り
とはいえ砂金がザクザクなんてオイシイ場所は皆無でしょうし
金そのものを抱えていても「長い目で見て良くない」のでやっぱり現金or株や事業ということに。
(金が長い目で見て良くないというのは個人的には不思議な話、特に現金よりマズイというのは異様とすら思う)
しかしこのリラ札はタンス預金にしていたらユーロ発足時に無効になったはず。
しかしユーロ発足というとここから半世紀、それに終戦直後+敗戦国、インフレもきつかったとは思いますが
わが日本の円は絶対の安全資産なのでひたすら貯め込みましょう!byマスコミ&政府(何か危うさを感じる・・・)
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自転車を探すリッチ親子、占い師にも当たってみますが当然大した話は聞けません
しかしいくばくかの謝礼は払わなければならず・・・こういうビジネスは何時の時代も強い?

映画を見る限りでは当時のイタリア、街もしっかりしているように見受けられます。
仁義なき戦い」「火垂るの墓」になるまではイタリアは粘らなかったということか?
日本、「お上に従って徹底的に粘る」というのが高度経済成長につながったのかもしれませんが
逆に敗北必至の状況でも粘ってしまい徹底的な破壊という結果を招く・・・という面もあるのかもしれません。


時は流れ21世紀序盤、自転車に事欠く時代があったというのはウソのようです。
イタリアも先進国の一角ですので自転車を質入れというのは今ではやらないとは思いますが
映画なので端からウソの退屈なだけの作品と感じる人も多いかも。

仕事のために自転車というのも聞きません、自動車かパソコンでしょう。
その分「働く」コストも上がっているという見方も出来ますが。

映画を変えて大脱走、盗んだ自転車で走りだすセジウィック(ジェームズ・コバーン)
セジウィックはメデタシメデタシですが戦時中なので自転車も貴重品で
盗まれた自転車の持ち主にはこういう悲劇があったのかも
2010年代日本、自転車でここまで困ることは無いかと思いますが
自転車を盗むのはやめましょう!とありきたりの話で〆たいと思います。

黄金

1950年代以前
06 /07 2014
・権力・暴力・事業欲・そして自分自身、とにかく蓄財は難しい?
一昨日保険の満期金を定額貯金に預け替え
デフレ脱却、物価上昇との報もありますが金利はそのままです。
カネがあっても金利が付かないので働く、カネが無ければ問答無用で働く
現金の需要は無限大、そして国民の資産のかなりの部分が国債になってしまった今金利をあげるわけにはいかないのと
国民性もありデフレが続くような気がするのですが。
金利があがる(債券価格下落)、ありえないとは言いませんがそうなると即戦争のような気が・・・集団的自衛権というのはそのための準備?
という話はこれくらいにして
「なぜ働くのだろう?」「とにかくカネを貯め込む」はダメなのか?という疑問に対していい教訓を提示していると思った映画について、1948年の映画「黄金」です。

・これだけ古い映画を見たきっかけは
2011年の冬でしょうか、何気に漫画誌ビッグコミックスピリッツを開くと
「特製小判プレゼント」というページが
本当に開いて一発目でした、いつも金(ゴールド)の事ばかり考えているせいか?
土竜の唄を連載している漫画家の高橋のぼる 先生が登場しており手には200gの
ゴールドバーが、「200gか、まだまだだな」と勝った気持ちになったのを覚えております。
全国誌に写真を出す以上沢山の金を持っているとバレるのはマズイ、わざと小さ目の金を出すことに
したのでは・・・とも考えたりしましたが。
そこで高橋のぼる先生が映画「黄金」を勧めておりゲン担ぎの意味を込めて見てみることに
金信者なのでやはり押さえておくべきかな、というのもありました。

1948年の作品ということで版権切れなのか500円DVDでもあるようです
レンタルで探すのはやめて書店で購入しました。
格安DVDもこういう感じで需要があるのかもしれません。
開封して盤をプレーヤーにセット、
文章にするのは難しいですが予想通りの音楽とオープニングタイトルです。
当時の映画はオープニングの雛形があったとか?
当然白黒映画です。舞台は1920年代中盤のメキシコ
アメリカから流れてきた貧しい中年男ダブス(ハンフリー・ボガード)は
経験豊富な山師と言うハワード、そして若いカーティンの3人でシエラ・マドレの山中へ
金を掘りに行くことに。
原題もThe Treasure of the Sierra Madreです。
ハワードは本物の山師で一行はまとまった量の金を採掘することに成功します。
しかし金を目にしたダブスは猜疑心の塊のような男になってしまい
「裏切られる前に裏切れ」とばかりに金の独り占めを狙うのでした・・・

・どの仕事も実はこういうオチになっているのでは?と思った。
ハンフリー・ボガードは現在でも有名ですがこの映画の軸になっているのはハワード(ウォルター・ヒューストン)
のような感を受けました。この映画でアカデミー助演男優賞も貰ったようです。
ハワードはうらぶれた安宿にいたのはなぜ?という位能力の高い男なのですがその答えは登場時に
「上手く行った時点で止めりゃいいんだがどうしてもそれが出来なかった」という趣旨のセリフが
政府・大企業に目を付けられないうちにと頑張る主人公一行、
金採掘が軌道に乗ってから仲間入りを希望する人物
当然登場の山賊一味、そして身内でも裏切りを狙う人間が出てしまい・・・
何か世の中の縮図のような気がします、金採りというシンプルな話なので人間の性が表現しやすかったのかもしれません。

・演出も変わってくるものなのでしょう
猜疑心に取りつかれ仲間のカーティンを撃ったダブス、翌朝死体を確認しに行きますがそこにカーティンの姿はありません
再び疑心暗鬼に陥るダブス、しかし無理矢理自分を安心させて街へ向けて出発するのでした・・・このシーンが印象的でした、当方人を撃ったり刺したり
したことはありませんがダブス=ハンフリー・ボガードの猜疑心に満ちた悪役ぶり、私も思い当たる節がありダブスと自分を重ね合わせてしまいました
有名俳優とはいえ猜疑心に満ちた小悪党が金を独り占めしてメデタシメデタシ、となるはずはなく
街がもうすぐ、というところで山賊ゴールデンハットの手にかかり命を落とします。
そしてゴールデンハットもダブスから奪ったロバから足が付いてしまい捕えられて銃殺刑に
このロバから足が付く、というのは明日に向かって撃て!のラストでも同じようなシーンがあり元ネタはコレ?とも。
ダブスは鉈で一撃、ゴールデンハットは銃殺ですがどちらも命中する瞬間のカット、そして流血描写というのはありません
終戦直後は映画でそういうカットを入れるのはタブーだったのかもしれません。
金の描写など白黒+昔の映画ゆえのわかりにくさや迫力不足は否めませんが演出の変化を見てみるのも面白いのでは。
金の事を知らないゴールデンハットはダブスの荷物を捨ててしまっており
砂金はメキシコの嵐で吹き飛ばされてしまいます
生き残ったハワードとカーティンも冒険が無に帰ったことを知ります、
ハワードの一言で落胆するのを通り越して笑う2人、このシーンはワイルドバンチの序盤、座金を掴まされた一行を連想しました。
ハワードは子供を助けた事で神扱いされている村に留まることに
カーティンは途中参戦で命を落としたコーディの農園を訪ねてみる、ということになり
希望的な終わり方をします。
ある程度の連携は必要、金より事業、というアメリカ人の人生観も表現しているのかもしれません。
いつからかは分かりませんが日本人もアメリカ人を無理して真似ているような気が・・・
やっぱり第二次大戦後からでしょうか。私の思い過ごしの可能性大とは思いますが。
蓄財は不健全、貯め込まずに事業を行いなさい
-それがアメリカ人の罠なのでは・・・
金も下げているじゃないか(米ドル建ての中期スパン)
-欧米金融機関が自分たちの特権を守るために米ドルを防衛しているに違いない
・・・といった感じで私もすでに猜疑心の塊へ

といっても金(商品)下落、株・不動産上昇でも生活コスト上昇と過重労働に押し潰される可能性も少なくないと思います。
今の日本・韓国が好例かも?
現在ブラジルで行われているW杯抗議デモ、このあたりのカラクリに気づいているのかもしれません。
山賊ゴールデンハット一味が銃殺されようとしているシーン
一味は穴掘りをさせられております、正しく自分の墓穴を掘っているわけです。
これも印象に残ったシーンでした。
ある程度の所まで豊かになるとそれ以上過剰に働くのは大きい目でみれば「自分の墓穴を掘っている」
という面もあるのかも、「上手く行った時点で止めりゃいいんだがどうしてもそれが出来なかった」ここに帰ってくるのかもしれません。
しかし現在カネがあっても安定利回りが計算できないので皆せっせと働くということになってしまう・・・。
どうしても働く、最後は戦争になりそうな気が・・・。

ちなみに懸賞の方はハズレでした。

ダブスのキャラクター、この映画のショーン・ビーン演ずるボロミアを思い出したりもしました。

団哲夫

ひっそり生活しつつ
漫画等で小銭稼ぎをしよう
とデジ絵に取り組んでるオッサンです。
リアル「俺はまだ本気出してないだけ」?
それとも…
好きな映画は60~70年代名作洋画
好きな漫画は北斗の拳、シティーハンター、とらぶる
そして成年漫画家のホムンクルス先生
ゲームはファイアーエムブレム、アマガミ・・・
とカオスな取り合わせです。
記事の振れ幅が激しく付き合いづらいかと思いますが
ご感想などあればコメントも歓迎しております。