明日へ向かって撃て!

1960年代洋画
05 /31 2014
・興行収入に従うのも一手なのでは(一ひねりを入れて)
ディズニーアニメの最新作「アナと雪の女王」が日本公開映画歴代興行収入第4位に、という話が
日本公開映画歴代興収、1位は千と千尋の神隠し、ベスト10にもののけ姫以降の宮崎アニメが4本ランクイン
宮崎アニメは興収ランク入りしていない初期作品が最高の気もしますが。
しかし映画の好みは人それぞれ、宮崎アニメはもののけ姫以降に限るという人もいるかもしれません。
個人的にはロード・オブ・ザ・リングが入っていないのも引っかかります(当方も劇場では見ておりませんが)
興収が良い=傑作とはなっていない感も。
日本公開映画の興行収入ランキング、トップ10は全て1997年以降の作品です、日本はデフレとはいえおカネだけであれば最近の作品が興収ランクは有利になる気もします。
そこで、というわけなのかインフレ調整という考えもあるようです。
インフレ調整興収ランク、アメリカ国内版みたいですがガラリと景色が変わり面白いです、古いのが気にならない人ならDVD鑑賞、こちらのランキングからチョイスするのも良いのでは?

・やはり美男美女は強い?
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当方「ワイルドバンチ」と並ぶお気に入り作品が「明日に向かって撃て!」です。
どちらも1969年製作の西部の強盗団のお話で、劇中の時代背景は「明日に向かって撃て!」が前のようです。
キャストに共通点はありませんが「ワイルドバンチ」が後編、「明日に向かって撃て!」が前編という見方もある?
今日どちらもアメリカン・ニューシネマの代表的作品という位置付けですが
公開当時の興行収入は「明日に向かって撃て!」の方がはるかに上だったようです、インフレ調整版の興収ランキングで現在34位というポジションに。
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロスの二枚目コンビ+美女の組み合わせ・・・「明日に向かって撃て!」撮影・音楽の効果も見逃せませんが画面が華やぐのは否めません。
「ワイルドバンチ」より「明日に向かって撃て!」の方が万人受けする作品と私も思います。
「皆が見ているから見る」というのも傑作・お気に入り作品に行き着く一手ではないでしょうか。

・米西戦争というセリフ、作中では1898年のようで
映画は劇中のセリフから推測すると1898年という設定のようです。
西部開拓時代末期というところでしょうか?
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西部劇といえばこのコルトシングルアクションアーミー、1873年に発表なので南北戦争の映画でこの拳銃が出てくるとオカシイということに
現在自動拳銃でも10万円あれば結構いいランクのモノが入手できるようですが西部開拓当時はこのシングルアクションリボルバーもそう簡単に買えるシロモノではなかったかも?10万円程度というのも仮の話で日本では10万円が100万円でもダメだとなりますが。
この映画も半世紀近く前になるので事情は変わっていそうですが西部劇などアメリカ史劇を作る場合銃が古すぎて手配が大変という事態もありそうです。

映画の本筋に話を移してブッチ・キャシディ率いる壁の穴強盗団は列車の行きと帰り両方襲うというプランを立てます。
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一回目の列車強盗では大した成果はなく息抜き・・・名曲「雨にぬれても」をバックにブッチとエッタが自転車で戯れるシーンも有名です。
そしてお仕事に戻ります(といっても強盗ですが)読み通り帰りの列車には大量の紙幣が・・・
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全編通して画が美しい映画ですが札が舞うこのシーンも美しい。

喜ぶブッチ一味、しかし荒野の向うから曰くありげな列車が近付いてきます
列車から飛び出した馬群は・・・
鉄道会社が雇った凄腕追跡隊に追い詰められるブッチと相棒サンダンス
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このシーンも有名です。犯罪者が追跡隊に追い詰められ・・・悲惨なシチュエーションの気もしますが
いい意味で「軽さ」を保つのが上手いです。ここのやり取りが終盤にまた効いております。

決死の谷川ダイブで追跡隊を凌ぎますがどうも今度の追跡隊はハンパではないようで二人のクビを挙げるまでは
諦めないだろうという話に、そこで二人は冒頭話していたボリビアに女教師エッタを伴って旅立つのでした・・・。

・軽さ(軽妙さというべきか?)・悲壮感、バランスが絶妙
アメリカンニューシネマの特徴のアンチヒーロー・アンチハッピーエンド、大恐慌時代が背景の「俺たちに明日はない」とか
当時のNY貧民窟が舞台の「真夜中のカーボーイ」は繰り返し見ようとは思いませんでした。
明日に向かって撃て!ハッピーエンドでないのは同じなのですが、軽妙さと悲壮感・現実味がいい塩梅になっていると言えば良いのでしょうか。
西部時代末期、大恐慌・現代(1969年当時)と違って現実こうだったというのは正直わからないはず、
デフォルメや創作を入れていると思われますがそこがツボにはまっているのかもしれません。

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スペイン語に苦戦しつつもボリビアで順調に犯行を重ね優雅なディナーを楽しむ3人、冷静に考えるととんでもない連中ですが憧れてしまうのも事実、英の映画監督ガイ・リッチーはこの映画を見て映画監督になるのを決意したそうです。
デビュー作「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」を見てナルホド、と思ったのを良く覚えております。
割の良いヤマを当てて優雅に暮らす・・・平和・安定、そしてデフレとはいえ人からバクチ願望を消すことはできない?
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団哲夫

ひっそり生活しつつ
漫画等で小銭稼ぎをしよう
とデジ絵に取り組んでるオッサンです。
リアル「俺はまだ本気出してないだけ」?
それとも…
好きな映画は60~70年代名作洋画
好きな漫画は北斗の拳、シティーハンター、とらぶる
そして成年漫画家のホムンクルス先生
ゲームはファイアーエムブレム、アマガミ・・・
とカオスな取り合わせです。
記事の振れ幅が激しく付き合いづらいかと思いますが
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