めぞん一刻

一般
04 /14 2014
・漫画「最後まで」という条件で良かったモノ・・・
漫画というと掴みは良くても中盤から勢いが無くなったり話がムチャクチャになり過ぎたりというモノが多い気がします。
人が作業して作るモノですから期限内に話を作ってしっかり作画・・・仕事とはいえ無理なのかも。
当方キン肉マン~スラムダンクのジャンプ黄金期に少年時代を過ごしたのと無気力なのび太くんタイプでマンガをダラダラ読んでいたのもあり「知っている」という作品は少なくないのですが「最後まで」という条件で自信を持って勧められる漫画・・・
なかなか出てきません。

・やはり「名作」は強い?
当方月二回地域の古紙回収を手伝っております。
古紙は当然新聞・雑誌・段ボールがメインですが時々単行本や文庫本も。
単行本や文庫本といっても程度が悪いモノがほとんどで売り物にはならないのですが。
ある日古めの漫画単行本が多く出ていた事がありましてその中に「めぞん一刻」が。

私が読んだのは左端の古いビッグコミック版、いわゆる特殊浴場を“トルコ”と呼ぶのに時代を感じます。

“何冊か抜けているけど1~3巻と序盤は揃っているな、オチは知っているけどこの機会に序盤だけ読んでみるか・・・”
という感じで目を通してみることに
一巻で三鷹さん、二巻でこずえちゃんが登場。

“あれ、オチは知っているけどこの二人はどうなるんだっけ?気になるな・・・”
結局ブックオフで足りない巻を揃えて全編読んでしまいました。
丁度足りない巻が棚に並んでいたので気持ち良かったです、ブックオフなど古本屋探し
おカネのかからないギャンブルともいえる?

三鷹さんとこずえちゃんはどうなる?というのが読んでいる一番の動機
答が出るのは13~15巻にかけてですので自動的に最後までしっかり読むことに。
高橋留美子先生、稀代の作家だけあって読者の心理を読み切っていたのかも。

・何が秀でている、と言われると難しいのですが。
めぞん一刻、当方原哲夫先生や北条司先生などジャンプ劇画系の人の絵が好きで高橋留美子先生は絵がちょっと・・・
と思っていたのも今まで読まなかった一因か?
しかし読んでみると漫画の中で「最初から最後まで」という条件ならこれ以上の作品の名が出てこないという評価に。
絵が特別上手いという印象は受けないのですが画面が白いという印象も受けません、背景と人物のバランスが良いのか?
野球の投手に例えると球速はそこそこだけど配球・制球が抜群というイメージでしょうか。
絵がすごく上手い・凝っている、よりはキャラ立てとストーリー運びが優れている方が良いのかも。
キャラ立てとストーリー運び・・・わかっちゃいるがそれが出来ないから皆困っているのでしょう。

この漫画、五代のばあちゃんがすごくいい味を出しております。
img049.jpg
この場面に限らず全編通してドタバタや笑いの合間に深いセリフ、そして「ああ、そういえば・・・」というような現実感があるのが魅力です。

漫画は変わってこち亀
28巻(1982~1983年頃)から
こち亀28巻
当時は高橋留美子に続け、と恋愛漫画が増殖したのかも?
集英社のジャンプより小学館のサンデーの方が人気だったという話も。

あとは押井守 「コミュニケーションは、要らない」p.131にめぞん一刻についてこんな記述があったとのこと
ネットからの拾い物なので実際に本は読んでおりませんが・・・
~宮(宮崎駿)さんの言葉を借りるなら「あの五代ってお兄ちゃんが響子さんを押し倒せばそれで終わる」。
「結婚してくれ」と言えば物語は終わってしまうということだ。~
加えてこの文章の前後にややこしい話をしておられるようですが
本音はシンプルで「作品に活劇要素を入れている俺達の方が上だ」という感じのやっかみなのでは・・・
凡人(当方)の粗探し、五代君と三鷹さんの見分けが付かないことがあった、女流作家だけに理想の男性を描き分けられないのかも?くらいでしょうか。

めぞん一刻、現実離れした舞台や設定は用意せずキャラの魅力と駆け引きだけで見せる・・・
「キャラの魅力と駆け引き」基本だけに難しいのかもしれません、こういうのを普通の作家がやると大人しいだけの漫画になりそう。
「高橋留美子に続け」⇒大人しいだけの漫画がいっぱい・・・その後のジャンプ躍進の一因かも?
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団哲夫

ひっそり生活しつつ
漫画等で小銭稼ぎをしよう
とデジ絵に取り組んでるオッサンです。
リアル「俺はまだ本気出してないだけ」?
それとも…
好きな映画は60~70年代名作洋画
好きな漫画は北斗の拳、シティーハンター、とらぶる
そして成年漫画家のホムンクルス先生
ゲームはファイアーエムブレム、アマガミ・・・
とカオスな取り合わせです。
記事の振れ幅が激しく付き合いづらいかと思いますが
ご感想などあればコメントも歓迎しております。