倅解体 田亀源五郎(閲覧注意)

田亀源五郎
11 /02 2015
・「銀の華」などの話も混じり交りになっておりますので
今回は田亀源五郎先生ネタです(従ってアダルト、しかもゲイ方面に話が及んでおりますので以下閲覧注意して下さい)
零細ブログでこんな話を書いているとますます来訪者が少なくなりそうだな
いや、零細ブログだからこそ極端にマニアックな話をするべき?

当方弟の夫の紹介記事で最近田亀源五郎先生を知ったのですが
検索しているうちに「だるま憲兵」「銀の華」などに行き着きビックリ…
田亀源五郎先生、著作の違法アップを嘆いておられますがゲイ向けにしても内容が特殊すぎて
いきなり本を買わせるのもエグイのでは…
「だるま憲兵」「銀の華」これらの田亀源五郎作品名を検索した結果については当方は責を負いかねます。

当方が考えたリトマス試験紙…フレディ・マーキュリーを見て「気持ち悪いんだよお」と怒りを覚える人であれば関わりあわない方が無難です。

田亀源五郎作品名を検索する前にこの辺りをチェック…やけに高くつく検索の気もしますが

田亀先生のホームページで私的年表を見ると未来惑星ザルドスのショーン・コネリーとかハリソン・フォードとかの名前が挙げられており苦笑してしまいました。小学生の頃はアラン・ドロンとの事ですが今の絵には面影が無いような…歴史上で一番ホモくさいと私が勝手に認定しているフレディ・マーキュリーの名前は出てきませんでした。
しかし私的年表、凄く難しく高尚な話も少なくありません、何にせよ巨匠と呼ばれる人はこれ位の事を書けるものなのだろうか?

代表作と言われる「銀の華」(しろがねのはな)ネットにアップされたモノで読んでしまいました!
と、いうわけで内容に少し触れてみます
明治三十九年、株式で大儲けした東京・日本橋の呉服店の主人月島銀次郎は吉原の廓で派手に遊んでおりました
ゲイ向けなのでこのあたりは数ページでサラリと流しております。
翌年、株式の暴落で借金に追われる身になった銀次郎
金の貸主、松河親分から廓「金華楼」での用心棒の仕事を持ちかけられます。
しかしそれは金華楼の主人・西郷が仕掛けた罠なのでした…
「銀の華」根っからのホモは金華楼の用心棒二人と客一人だけという設定なのですが皆嬉々として主人公月島銀次郎に尺八をさせたりオカマを掘ったりしております。金華楼、普通に遊女を置いている廓なので三銭とはいえ男のケツはムリという客がほとんどの気もするのですが…それを言ったら話になりませんが。
冒頭の西郷のセリフ「女日照りの奴らには男の尻でも穴は穴」これは蟹工船(昭和初期の小説)あたりから着想を得ていたりして?けど普通は春画(今だと色々選択肢がありますが)でオナニーでしょうな…。蟹工船でもそういう描写がありましたが。

それにしてもこういう内容にこれだけの技術と労力(仕事は早そうですが)をブチ込み、読者にも性的興奮を感じる人たちがいる…
世の中色んな人がいる、というのと男でも油断できないのか?という恐怖を味わう
いわばホラー漫画の一種として読んでいる、読んだのは私だけだろうか?

ゲイ描写はハリウッド映画程度に抑えて(上限はパルプ・フィクションあたりか?)ホラー漫画でも描いた方が良い商売になるのでは?などと思っていたら実際手掛けておられるようで

このコンビニコミック、冒頭に田亀先生作画の短編「倅解体」が掲載されております。
画面の配置がいいのか田亀先生の作品が一番読みやすく分かりやすかった。

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原作小説は未見ですがこのシーンはセルフパロディを狙っているとか
田亀先生という先入観で見ると実はゲイでおしりを…と思ってしまいますが至ってマジメなシーンで
繋がり的にも自然なモノになっております、「倅解体」時々起きる監禁事件がモチーフという印象を受けました。
当方が見どころと思った箇所、冒頭下半身が縮みあがるシーンがありました、おばさん妊婦画なのですが
上手い人は何を描いても上手いのでしょうな。
田亀先生、画風からして少年誌という感じではありませんが青年誌でコツコツこういうのを描いていたら何本かドラマ化されそうな実力の持ち主と思うのですが、原作付となると原作担当に相当なレベルを要求するとかで上手く行かないとか?

「銀の華」にしても設定は史実を踏まえていたりしますし、話の入り口の明治三十九年(1906年)の株式市場の好況、その翌年の大暴落、そして終盤の吉原大火も本当にあった話のようです。
多少のアラには目をつぶって原作付で一般向けを描くというのが出来ない性分なのかもしれません。

田亀先生、漫画作品以外にも小説、絵画、雑誌の企画・編集、海外での個展・翻訳出版、なども手掛けておられたようで熱意に加えて神と言われるくらい仕事が早くないとこれはこなせないのでは?という位の活動量です。
ホムンクルス先生がこれ位のペースで作品を発表された日にはエロ漫画家がほとんど廃業になるかも・・・

しかし活動量が多いと言っても…
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こち亀58巻「人形アイデア勝負」から田亀先生、ゲイ向け漫画が売れないと嘆いておられるようですが
この話の「人形」を「漫画・アニメ」と読み替えると説明が付いてしまうのでは
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このページを読み替えると「男」勝負がしたいなら一般向けバトルを手掛けろという正論に落ち着く?
スポーツ漫画・アニメでもヒット作は多々ありますがそこはご愛嬌ということで。
それにGIジョーのリメイク、コンバットジョーは大コケしたようですし
GIジョーというと兵隊ではなくアメコミヒーローを連想する人が多いのではないでしょうか

映画だと女性が主要人物に出てこないモノで面白いというのは少なくないのですが
1フレームも女性が出ることを許さん!というなら大脱走くらいになるでしょうか?
戦場にかける橋は女性がちょっと出てきた記憶がありますしワイルドバンチはちょっとオッパイまでありますし。
佳作「勝利への脱出」などはどうだったかな?あと「プライベート・ライアン」…戦争映画が多くなりますな。
田亀先生、漫画家&ゲイということで映画にも造詣が深いようで映画雑誌にコラムを寄稿したりという活動もされておられるようです
漫画家はともかくゲイは関係ないじゃないか!となるかもしれませんが英の名優イアン・マッケランは
「ゲイの人が多いから」という理由で俳優の道を選んだというエピソードが。
欧米の映画関係者にゲイが多い。
ゲイだと美女のお色気という最強の選択肢が無くなるから一般庶民にウケるためには他で魅せる方法を模索しないといけない
とかで有利に働く面もあるとか?
田亀先生、ゲイアダルトにかける決意は私的年表などで語られておりますが
この決意と熱意の方向がちょっとずれていたら日本映画の救世主と言われるくらいの作家になっていたりして…
現実は割が悪いのはわかっているがどうしても自分の性癖と性分が抑えられないというところなのかもしれません。
こういう人がいるから世の中面白いと私は思っておりますが。
(しかし愛読者がゲイレイプとかやったらフォーリング・ダウンのネオナチ親父に早変わりとか)
いつにも増して取り止めの無い文章になりましたがこの一文を書きたかったのです。
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団哲夫

ひっそり生活しつつ
漫画等で小銭稼ぎをしよう
とデジ絵に取り組んでるオッサンです。
リアル「俺はまだ本気出してないだけ」?
それとも…
好きな映画は60~70年代名作洋画
好きな漫画は北斗の拳、シティーハンター、とらぶる
そして成年漫画家のホムンクルス先生
ゲームはファイアーエムブレム、アマガミ・・・
とカオスな取り合わせです。
記事の振れ幅が激しく付き合いづらいかと思いますが
ご感想などあればコメントも歓迎しております。